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はたを楽にさせる

 

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2010年代の後半、ある夏の日。

畑は濃密な猛暑。
ある有機農園では、電柵の撤去やナスの剪定や追肥の準備。
生姜の草取り、畦の草刈り、畝通路の草抜き、などなど。
ほとんど草、草、除草でした。
土ができていると草達も気持ちよさそうに生育しています。
ですが夏に体調を崩して草取りできないでいると
その後の段取りに 草達は容赦なく襲いかかってきます。
この日もちょうど暑さにやられてしまい、作業が後手に周って
草に追いまくられているところ。
二人の助っ人の合流でちょっとは助かったようです。
休憩中はゴマや麦、雑穀の話なんかで盛り上がりました。

話は変わりますが、昔、天然酵母パンのルヴァン甲田さんが
働く=はたを楽にさせること、と どこかで言ってはりました。
あと
1年目の無我夢中
2年目のガムシャラ
3年目の理解
4年目のマンネリ、惰性
5年目からの円熟、プロフェッショナル、職人
とかも本に書いてたのかなぁ

有機農業の世界でも昔からある課題ですが、
この4、5年のところで、
諦めてやめたり、病んでしまったり、最悪の場合亡くなることが
あります。
お嫁さんが定職につき家計を任されて、
男の方が食べ物を自給プラスアルファしていくという
ケースに落ち着く、またはそれに似たようなパターンのようなものが
定番としてある。
このパターンを乗り越えないとオーガニック業も
なんと言いますか大人になりきれず
成熟、円熟期には入っていけません。

じっくり階段を一段一段歯を食いしばってというのが
なかなか時代遅れで難しくなり、
手取り早くSNSやネット販売、直売所やマルシェで
いい感じに、、が全盛期な時代です。
小規模有機もこの流れが当てはまってしまいます。
安直で誘惑的なものも田舎では増えてきているように思います。

そんな中、共同で有機農法や自然農法、在来種、小規模農業といったものを
人に届ける。
ある程度の形になりだしてからは3年から4年目に入っていきます。
本物になるかオジャンになるかは、ほんの僅かな差で別れていくようです。
やっとこれからという時ですが、運や運命が作用することもありますから
積み上げてきたものがひっくり返る可能性もあります。
失敗はつきものですが、どんなふうにこれから働いていけるのか
がっつりと楽しんでいきたいと思います。

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