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ずっと続けていきたいこと ー朝ごはん会あとがきー

南果さんの朝ごはん会の振り返りです。
参加してくださった方がレポートを書いてくださいましたので
アップさせていただきます。

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「ASAGOHAN ORGANIC BENTO」

晴れた日曜日のファーマーズマーケット。
なんと今回は高畑の名店「南果」さんの朝ごはん会があるではありませんか。
いそいそと当日受付をして、待ちきれずひとりテーブルに。

時間になると、自分と同じようにおひとりで参加されている方、
どうやら常連さんと思われる女性グループ、
お子さんづれのお母さん、出展者さん等、色々な方がお弁当が並んだテーブルを囲みました。

まずは朝ごはん!
それぞれ待ってましたと言わんばかりにお弁当を開けます。

「南果」の店主 長さんはひとつひとつ丁寧にお弁当のおかずの説明をしてくれました。
説明の通り、どれも丁寧に作られたものだとうことが、見た目の美しさからも感じられる素敵なお弁当。

一口味わって、みなさん開口一番「おいしい!」と満面の笑み。

旬の食材を使ったお弁当は梅雨ならでは内容で、この時期におかずがいたまないよう、
こんな工夫をしたらいいんだ!という目からウロコの嬉しい発見もありました。
大人も子どもも美味しく食べることができるのも嬉しいところ。

あっというまにお弁当は綺麗にからっぽに。

つづいて、「料理についての一問一答 AtoZ」の時間がはじまります。
一問一答という流れで食について、オーガニックについて等、
長さんのこだわりや日々大切にしていることを知ることができました。
途中、お弁当の食材の生産者さんや参加者を巻き込んでのトークは和気藹々とはずみ、
いつの間にかはじめましてさん同士で仲良くおしゃべりしてる場面も。

自分自身にとってちょっとハードルが高いイメージだったオーガニック食材や野草料理、グルテンフリー生活。
イベントが終わる頃にはまずはできることから自分の生活にも取り入れてみよう!やってみよう!と思えるように。

最後、参加者のおひとりからの「食べ終わるのがもったいないと思うくらい美味しかった」という言葉が印象的。
うんうん、本当にそう!まったくの同感です。

新鮮な食材で、身体が喜んでいる、力が湧いてくる感覚。
生産者さんの顔がわかる安心感。

全部、美味しく一緒に味わえる 幸せな ASAGOHAN 時間。

ごちそうさまでした。

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以下こぼれ話です。

料理のお話しAtoZの最後の方の「z」と「o」のお話。
「z」zutto ずっと続けていきたいことはなんですか?
と言う問いかけに長さんは、

「人の健康をよくする料理をしていきたい。」と。

おそらく、心身ともにでしょうし、食べる場所や空間。
一つ一つの料理の意図、奥行きも含めてだと思います。

「o」organic オーガニックについて、、の問いかけのお話の中で、

「店の食材をオーガニックに変えるときに、(ためて)すっごい悩んだ。」と。

原材料費をあげる。有機農業にかける。販売価格が上がる。
常連さんやお客さんに納得してもらえないかもしれない、、という葛藤の話でした。
結果その選択は良かったと話してくれましたが、
開催し始めた8年前から暖かくずっと見守り、付き合ってきてくれた
南果さんの言葉だけに重みがありました。
奈良のほとんどのお店が、このかけにのれません。そらそうですね、
リスキーです。
みんなが南果さんのようには思えませんし、今はそれでいいのだと思います。
いつか有機農業が当たり前になるように
有機農業に関わる人は、
まだまだ努力をしないといけないんだろうと
改めて思えました。

機械植えの田植えから見えてくるもの

「もう一歩先の買い方、食べ方へ」をテーマに
色々と企画しています。
今回は幼い時に、田植え機に乗るとどういう記憶が残るんだろう?
とふと思ったところから企画し始めました。
街の子ども向けのイベントですね。
関わる大人にも学びがあります。
広い空を飛ぶ鳥か、跳ね上がる泥か、聞いたことがない虫の鳴き声か
機械の振動か、ただただ広い田か。
なんでもいいですが、言葉にならないものが体験として残ればいいなと。
終わった後に聞くと、乗り物に乗れた楽しさが単にあるという感じでした。
それもありだなぁと。
どこかで何かとつながればいいですけど。
ボランティアスタッフとして参加してくださっている
山本さんが終わった後にレポートを書いてくださいました。
「あこうさんと田植え」
奈良フードシェッド再開後初の場外イベント。
加茂で自然栽培されているRedRice自然農園さんで田植えをしました。
いいお天気の中、4組の家族で参加。
機械での田植えはみんな初めてでした。
赤穂さんから説明を受け、
まずは子どもたちが順番に赤穂さんと一緒に植えていきました。
まっすぐ植えるのはなかなか難しく、
目印の棒を目指してどの子も真剣な表情で運転していました。
手植えで田んぼに入るのも気持ちいいし愉しいのですが
機械植えもなかなかおもしろかったです。
貴重な経験をさせていただきました。
子どもたちも田植え機に乗れて愉しかったよう。
その後はみんなタニシに夢中でした(笑)
実は「田植え」は田んぼ作業の疲労度的にはたった1%で
植えた後の除草作業が大変だそうです。
3日後に1回、その後4回はチェーン除草。
稲が他の草に負けなくなるまで手をかけてあげます。
除草剤はポンっと入れるだけで稲以外の草を抑えてくれるそうで、
周りの田んぼではほとんど使っているとのこと。
かかる労力全然違うので、兼業の方やお年寄りは頼らざるを得ないところもあるし、便利なんですね。
それだけ労力をかけて丁寧に育てられている赤穂さんのお米、秋の実りが愉しみです。
体験は農作業のほんの一部ですが、
田畑を見ていろいろと話をしている中で
普段見えない、農家さんの苦労されている部分なんかも知ることができます。
農を身近に感じ、自然に触れられ、生産者のことを知れるイベントを
これからも続けていけたらなぁと思います。
秋にはみんなで稲刈りをしましょう!
RedRice自然農園さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まで体験会では手植えにこだわってきました。
たまには地域の食を支える仕事を味わうことも大切かなというのもあり
機械植えの体験にしてみました。
企画者的に感じたのは、田植えそのものより
終わってから話したりのんびり畑を回る時間が
なんとなくまったりとしてて、よかったなぁということでした。
こういう時間を生産者も流通も消費者も過ごさないから
いろんなことが「おかしくなる」んだろうなと思えました。

 

「おかしくなる」

 

食べ物が畑から台所に行くまでの過程、流れが、
この時代どこか変だという意味です。
例えば有機物流全般について、
例えば、redriceさんは、五ふしの草という農業グループの一員でもあり
京都ベンチャー企業の生産者の一員でもあります。
神奈川の売り出し中の自然栽培八百屋の生産者メンバーでもある。
どちらも宅配ビジネスです。
ですのでファームシェアと農園オリジナルの宅配も含め
複数の宅配を抱えていることになります。
同じ地域でそれぞれの宅配が、顧客獲得の競争をしているという状態に
巻き込まれているとも言えます。
大手宅配会社には、今の所参加していませんが
(運が良い農家だけが、大手宅配の既得を権益でき、彼らに選ばれます。)
redriceさんは品質が高く丁寧なものづくりをされるので、
いずれ彼らに選ばれるかもしれない。選ばれない多くの場合のその先は過酷です。
基本的にほとんどの新規就農者は選ばれなせん。

野菜を発送するための送料の高騰で、地場で直売していく以外の
売り方はかなり危うい状況もあります。

夏場には、五ふしの草の八百屋さんの目と鼻の先にある
直売所にもredriceさんの貴重な自然栽培の野菜が並びます。
直売所やスーパーが有機農産物が当たり前な場所なら、
話がシンプルで良いのですが、その逆です。
有機農業が広がらない未来に加担することに繋がります。
マルシェでの出店直売は、NARA FOODSHEDがレギュラーで
地元のおつきあいイベントがたまにというところだそうで、
うちのメンバーで言うところのまつなが畑がみのり市に、
ハト畑が富雄マルシェに出店と言うようなことには、
手や気持ちを出していないそうです。

良い悪いという話ではもちろんなくて、なんの話しかと言いますと、
地元の若手(の部類に入る)有機農家や
自然農法農家の多くが、ややこしくてなにかおかしい、
シンプルに販売流通ができない環境下にあるということです。
持続するために似たような状況下にあるということです。
販売が多角化し、手数が奪われて農業に集中できない。
有機農業に関わる競争相手や敵対するもの同士が、
奪い合わずに切磋琢磨して、融和していければいいのですが、
今のところのこの業界では、完全に陣取り合戦の様相になってしまっています。
残念ながら、この時代の有機農業の担い手はそこに追い込まれ、飲み込まれています。
作り手はどう売るのがいいのか、
買う側食べる側もどう買うのが一番いいのかわからない。
生産者と消費者が直接購入し合うと流通が育たず、ブーメランで生産者の首を
いずれ絞めていくことにも繋がるし、
流通で買うと、生産者の利益(手取り)が減り、消費者は出費がかさむ。
有機野菜を作る。食べるだけのことなのに、
このようなややこしく「おかしくなる」問題がいくつもあります。
そこから抜け出すには、しんどいかもしれないけれど、
自前の納得できる流通販売の場を育てること。
それぞれが分け合い助け合う意識を持ち直すことが大切だとやはり思うのです。
今はまだまだ難しいですが、田植えでもしながら話しながら
コツコツ、コツコツ。

マーケット開始のお知らせ

5月27日に中止の奈良オーガニックマーケットが
「NARA FOODSHED」に生まれ変わります。
最初のファーマーズマーケット是非遊びに来て下さい。

さてみなさん。新たなスタートのお知らせです。
長らく育てていただいた、奈良オーガニックマーケットがこの度、
おかげさまで「NARA FOODSHED」と名前を変えて、もろもろ進化して再出発させていただくことになりました。

5月最終日曜日、27日のファーマーズマーケットからスタートになります。
9〜14時。奈良駅前広場。いつものタイミングでいつもの時間帯、いつもの場所になります。
そのあとも奈良オーガニックマーケットは、ファーマーズマーケットに変わり
毎月実施していく予定です。

この数ヶ月。
「どうすれば街に良いオーガニックなマーケットが存在できるか?」
「どんな感じの内容なら、農家さんや関係する人が元気で健康に参加できるか?」
「食べ方、買い方、暮らし方も含めて、毎日がオーガニックな ”LIFE” にシフトするには??」
ということを考え、食べ手、繋ぎ手、作り手と沢山話し合ってまいりました。
そこで少しだけですが見えてきたことが、
「もっと地元の農産物をたくさんどんどん伝えて、深く知ってもらうこと」
「作り手、繋ぎ手、食べ手同士の交流をより深めて、共有できることを広げること」
「月1のイベントの完成度を求めずに、毎日、日常の向上に目を向けていくこと」
ということでした。
畑から台所までにある人同士の関係、流れ、風通し、風景などをもっと良よしていくことから今後は始めてみます。
フードシェッドは、心が通う範囲での地産地消ができる地域のこと。
食料が生産、加工、配送、消費される地域の流れという意味で、
そういう『つもり』で、歩んで行ければ、悪いようにならないのではないかと考えています。

今後の歩み方は、マーケットだけにとどまりません。
CSAファームシェア、流通、八百屋、農体験など多岐にわたり力を入れたいです。
どれも大事にして、「奈良近郊の有機野菜をめぐるつながり」を育てていきたい心持ちです。
みなさまぜひご参加、ご協力の程どうぞ宜しくお願い致します。