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機械植えの田植えから見えてくるもの

「もう一歩先の買い方、食べ方へ」をテーマに
色々と企画しています。
今回は幼い時に、田植え機に乗るとどういう記憶が残るんだろう?
とふと思ったところから企画し始めました。
街の子ども向けのイベントですね。
関わる大人にも学びがあります。
広い空を飛ぶ鳥か、跳ね上がる泥か、聞いたことがない虫の鳴き声か
機械の振動か、ただただ広い田か。
なんでもいいですが、言葉にならないものが体験として残ればいいなと。
終わった後に聞くと、乗り物に乗れた楽しさが単にあるという感じでした。
それもありだなぁと。
どこかで何かとつながればいいですけど。
ボランティアスタッフとして参加してくださっている
山本さんが終わった後にレポートを書いてくださいました。
「あこうさんと田植え」
奈良フードシェッド再開後初の場外イベント。
加茂で自然栽培されているRedRice自然農園さんで田植えをしました。
いいお天気の中、4組の家族で参加。
機械での田植えはみんな初めてでした。
赤穂さんから説明を受け、
まずは子どもたちが順番に赤穂さんと一緒に植えていきました。
まっすぐ植えるのはなかなか難しく、
目印の棒を目指してどの子も真剣な表情で運転していました。
手植えで田んぼに入るのも気持ちいいし愉しいのですが
機械植えもなかなかおもしろかったです。
貴重な経験をさせていただきました。
子どもたちも田植え機に乗れて愉しかったよう。
その後はみんなタニシに夢中でした(笑)
実は「田植え」は田んぼ作業の疲労度的にはたった1%で
植えた後の除草作業が大変だそうです。
3日後に1回、その後4回はチェーン除草。
稲が他の草に負けなくなるまで手をかけてあげます。
除草剤はポンっと入れるだけで稲以外の草を抑えてくれるそうで、
周りの田んぼではほとんど使っているとのこと。
かかる労力全然違うので、兼業の方やお年寄りは頼らざるを得ないところもあるし、便利なんですね。
それだけ労力をかけて丁寧に育てられている赤穂さんのお米、秋の実りが愉しみです。
体験は農作業のほんの一部ですが、
田畑を見ていろいろと話をしている中で
普段見えない、農家さんの苦労されている部分なんかも知ることができます。
農を身近に感じ、自然に触れられ、生産者のことを知れるイベントを
これからも続けていけたらなぁと思います。
秋にはみんなで稲刈りをしましょう!
RedRice自然農園さん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今まで体験会では手植えにこだわってきました。
たまには地域の食を支える仕事を味わうことも大切かなというのもあり
機械植えの体験にしてみました。
企画者的に感じたのは、田植えそのものより
終わってから話したりのんびり畑を回る時間が
なんとなくまったりとしてて、よかったなぁということでした。
こういう時間を生産者も流通も消費者も過ごさないから
いろんなことが「おかしくなる」んだろうなと思えました。

 

「おかしくなる」

 

食べ物が畑から台所に行くまでの過程、流れが、
この時代どこか変だという意味です。
例えば有機物流全般について、
例えば、redriceさんは、五ふしの草という農業グループの一員でもあり
京都ベンチャー企業の生産者の一員でもあります。
神奈川の売り出し中の自然栽培八百屋の生産者メンバーでもある。
どちらも宅配ビジネスです。
ですのでファームシェアと農園オリジナルの宅配も含め
複数の宅配を抱えていることになります。
同じ地域でそれぞれの宅配が、顧客獲得の競争をしているという状態に
巻き込まれているとも言えます。
大手宅配会社には、今の所参加していませんが
(運が良い農家だけが、大手宅配の既得を権益でき、彼らに選ばれます。)
redriceさんは品質が高く丁寧なものづくりをされるので、
いずれ彼らに選ばれるかもしれない。選ばれない多くの場合のその先は過酷です。
基本的にほとんどの新規就農者は選ばれなせん。

野菜を発送するための送料の高騰で、地場で直売していく以外の
売り方はかなり危うい状況もあります。

夏場には、五ふしの草の八百屋さんの目と鼻の先にある
直売所にもredriceさんの貴重な自然栽培の野菜が並びます。
直売所やスーパーが有機農産物が当たり前な場所なら、
話がシンプルで良いのですが、その逆です。
有機農業が広がらない未来に加担することに繋がります。
マルシェでの出店直売は、NARA FOODSHEDがレギュラーで
地元のおつきあいイベントがたまにというところだそうで、
うちのメンバーで言うところのまつなが畑がみのり市に、
ハト畑が富雄マルシェに出店と言うようなことには、
手や気持ちを出していないそうです。

良い悪いという話ではもちろんなくて、なんの話しかと言いますと、
地元の若手(の部類に入る)有機農家や
自然農法農家の多くが、ややこしくてなにかおかしい、
シンプルに販売流通ができない環境下にあるということです。
持続するために似たような状況下にあるということです。
販売が多角化し、手数が奪われて農業に集中できない。
有機農業に関わる競争相手や敵対するもの同士が、
奪い合わずに切磋琢磨して、融和していければいいのですが、
今のところのこの業界では、完全に陣取り合戦の様相になってしまっています。
残念ながら、この時代の有機農業の担い手はそこに追い込まれ、飲み込まれています。
作り手はどう売るのがいいのか、
買う側食べる側もどう買うのが一番いいのかわからない。
生産者と消費者が直接購入し合うと流通が育たず、ブーメランで生産者の首を
いずれ絞めていくことにも繋がるし、
流通で買うと、生産者の利益(手取り)が減り、消費者は出費がかさむ。
有機野菜を作る。食べるだけのことなのに、
このようなややこしく「おかしくなる」問題がいくつもあります。
そこから抜け出すには、しんどいかもしれないけれど、
自前の納得できる流通販売の場を育てること。
それぞれが分け合い助け合う意識を持ち直すことが大切だとやはり思うのです。
今はまだまだ難しいですが、田植えでもしながら話しながら
コツコツ、コツコツ。

あこうさんと田植え

「あこうさんと田植え」

加茂地区の自然栽培農家、redrice自然農園の赤穂さんと
田植えをします。
主にお子様向けに手植えではない田植えを体験していただきます。
保護者同伴でご参加ください。
子連れじゃないけど参加したい方もお知らせください。

日時 6月9日 14〜17、、17時半ごろまで

集合場所 昼食を済ませて、13時半にJR加茂駅北口ロータリー集合。

参加費 1家族500円

参加される際は、五ふしの草か
NARA FOODSHEDファーマーズマーケットまでご一報ください。
定員がありますのでお早めに。
0742−24−2807
itsufushi@gmail.com

◯スケジュール

13時半 加茂駅

13時50分 農園到着準備

14時 自己紹介 農園説明後 田植えスタート
テントで休憩しながら順番に田植え。
キリのいいところで終了。

振り返り感想と園主のお話で終了。現地解散

※都合により内容を若干変することがございます。